鳥のさえずり

森の奥

小川の流れを

眺めながら

大きな岩の上に

腰掛けている

 

自然の音に

耳をかたむける

 

流水のゆらぎ

鳥のさえずり

 

風がなびいてゆく

 

自然と

向き合っている

感覚が消えてゆき

自然の中に

わたくしという

存在が

とけてゆく

 

人間も

自然の一部

 

しばらくすると

鳥のさえずりは

近くにあった