Clair de Lune

月の光に魅せられて

次第に夢が膨らんでいく

 

新しい年の日の出を仰ぐ

その前に

雲の隙間から

ほのかに顔をのぞかせる

蒼い月の光を

親しみ深く淡麗に

我が物とする

 

月の光に目を背けることなく

残像を忘却に運び入れることなく

陽の光をあびる

 

月の光こそ

御来光の源泉

日の出は

月の光を継承して

大地に

海原に

魂を与える

 

月の光に魅せられて

次第に夢が

日の出とともに

具現化していく

 

有り難きしあわせを

諸人のために