CO.CO.RO.

君の指先の

ぬくもりが

僕の心の妙薬

 

それがある限り

生きていられる

 

寂しい感傷には

親指を

 

疲れた刹那には

人差し指を

 

離れたくない

TO.KI.ME.KI.には

中指を

 

愛の抽象には

薬指を

 

嫉妬の嵐には

小指を

 

そのぬくもりだけを

頼りに

CO.CO.RO.が

満たされてゆく

 

噛みしめて

血が流れていても

君は僕を

許してくれるだろう

 

青空に白い雲の

コントラストが

あるように

 

森の静けさに

小鳥が鳴くように

 

小川のせせらぎに

小魚が飛び跳ねて

銀色に輝くように

 

CO.CO.RO.は

指先のぬくもりに

支えられて、生きる。