しあわせな時

しあわせは、

真っ白なもの。

 

いっぱい詰まった

空っぽ。

 

暗闇の中にもあり

路地裏の片隅にもある

 

非対称が許されない

場所であって、場所でない

 

言葉さえ

消えてしまい

 

考えると

いうことすら

どこかへ

行ってしまう

 

染み込んでゆく

眠りの世界

 

目では見えない

しあわせは

ぬくもりに

支えられて

目に見える感覚へと

変わっていく