たそがれ
たそがれが迫ってくる
たそがれが
私を突き抜けていく
洋画によくある
ショットガンが
身体を突き抜ける
シーンのように
打ち抜かれたのに
生きている私は
たそがれの意味を
考えている
私がたそがれていただけ
たそがれは
悲しみの黄色い色をしていた
打ち抜かれた傷を
手で押さえながら
赤い夕陽を見ていた
導火線に火がついて
私の身体は粉々に燃え尽きた
恋が心を打ち抜いて
私を灰にしてしまっても
後悔はない
たそがれは悲しみの黄色い色
覚悟がないと恋しちゃいけない
だけど
そんな恋が私を支えているなら
その恋を
生き抜いてみせる