みかん

レモンの爽やかな

黄色い光沢が

気持ちをリフレッシュ

させてくれている

蜜柑じゃあ

小説にはならなかったろう

オレンジ色の甘い香りの方が

魅力があるような気にもなるけれど

冬に食べるイメージで

心が内側に向いている

今じゃ年中

食べることができるとはゆえ

食べる時には、

蜜柑と檸檬では

心のベクトル方向が

違っているように思えてくる

檸檬の魅力って、なんだろう

梶井基次郎の小説は

青年の鬱屈とした心象と

相対する象徴として

檸檬が輝いて描かれる

色や味のイメージが

心の内側を

救済することがあるのだろう