オーシャン・サイド

浜辺で

遠くを見つめている

波の音を聞いている

 

目を閉じると

オーシャン・サウンド

 

大きな波音が近づいて

泡がはじけるように

静まりかえる

 

再び波の音が

力強さを増しては

消えてゆき

一瞬の静寂が

繰り返される

 

絶えることなく

続いていく

波の音の中に

安堵が隠れている

 

行っては帰る波音に

身体のこわばりは

ほどかれていく