ローレンスの憂い

Thank you, Mr. Lawrence.

I remember first catching

your soulful music

like a kind of natural wind

flowing into my heart deeply.

Prf. SAKAMOTO’s music

always warms my soul.

This is miracle.

Needless to say,

“You” are miracle.

80年代だったろうか

心の内奥に突き刺さる

音楽を聴いた。

それは

わたくしの魂に

入り込んだ。

森の中を穏やかに散歩する

自然の風の悪戯のように

透明な源泉が

形を変えて姿を現した。

西洋古典とオリエンタルの融合が

生み出した全く新しい、

他でもない

自然の織りなす音楽だった。

おそらく

モーツアルトにも

バッハの思考にもない、

現代が作り出した憂い。

憂いは

憂いを経験したものだけに

理解可能なフェノメノン。

けだし、

憂いそのものは

音楽という記号を介して

諸人の感性を刺激する

芸術性と日常性を兼ね備えている。

Thank you, Mr. Lawrence.