冬に想う

手の甲が

赤くて

カサカサで

パリパリの

季節

 

冷たさと

痛みに耐え

手の甲は

いつしか

年輪を

重ねていく

 

年輪を見れば

何年生きたか

わかる

 

手のひらの

厚みや

ぬくもりは

年輪を支える

根のようなもの

かもしれない

 

手の甲が

カサついても

手のひらの

ぬくもりは

失わずに

ありたい