創造の手がかり
新しいものを
無から作り出すのは
とても難しいこと
いわゆる天才のなせる技
天才でなくても
身近にある何かを
組み合わせたり
別の発想を付け加えたりして
既存のものとは違うものを
作り出すことは可能かもしれない
既存のものの組合せ
四則計算を適応することで
全く新しいものが
できあがることがある
AとBを足し算してCを作る
AからBという要素を
引き算してC’を思いつく
AとBを掛け合わせて
C’’を捻出する
あるいは
AをBで分割して
重要な部分をとりだし
C’’’を試みる
できあがったC~C’’’を
再びパーツに割り算して
Dが完成したりする
組合せの発想の進歩が
全く新しいものを
生み出すこともある
新しい発想は
既知の現象を
四則計算すると
開けるかもしれないと
いつも頭の片隅に
考え方のひとつとして
置くようにしている
四則計算して
眺める角度を変えることで
新しいものを創り出す
そして、
新規なものは
いつも
美しく
シンプルな
構造をもって
姿を現す
大学院生として
難治性小児白血病の
遺伝子変異解析を
研究しているとき
実感した考え方の
ひとつだ
それは、
なにも専門性の高い場面でなくても
日常生活の中で応用できる
重要な考え方に思える
既知な現象に
四則計算を投げかけて
新しい発想を得る
たいせつにしている考え方だ