寄りかかる言葉を探して

太陽に向かって突き進めば

影を踏むことはない

そう信じられる時代もあった

今もそうであって欲しいと

いつも思っている

ところが

我々の感傷とは全く別の次元で

時代というものは変化してゆく

ノスタルジーを忘れることなく

大切にあたためながら

次の時代に備える覚悟を

組み立てておかなければいけない

どんな状況が訪れようとも

心折れることなく

安心して寄りかかることのできる

言葉を探さなければならない

見当たらなければ

その言葉を

自分で創作せねばならない