思いつきの恋

一日逢わないと

百年も遭っていない

気がする

そんな恋があるだろうか

きっとどこかに隠れて

見えないのでしょう

思いつきで

恋を語ると

サンタモニカの海辺が

思い浮かぶのはなぜだろう

出会いの旅を繰り返し

別れの旅を繰り返す

そんな生き方でもすれば

一日逢わないと

百年も遭っていない

気がするって

思うことがあるのでしょう

思いつきで

恋を語ると

イスタンブールの風が

思い浮かぶのはなぜだろう

やっぱり

一日逢わないと

百年も遭っていない

気がする