悪者
限られた人間関係の中で
立ち位置的に、悪者扱いされて
つらい思いをしている人がいる
社会生活全体の中では
多分、悪者ではないだろう
悪者扱いされていると
本人が自覚しているのに
しかし
悪者扱いしているひとたちは
それを自覚していないのが常
悪者は
「自分は値打ちのない人間だ」
という意識に取り巻かれて
いつまでたっても心が晴れず
なんと哀れにも、逃げ場を探す他に
心の安寧を得ることは
できないだろう
悪者は
自分を守るためかもしれない
にしても
自分の価値観が第1とされる
居場所はどこにあるのだろう
そう考えざるを得なく
「自分はさまよう他ない人間だ」と
袋小路から出られなくなる
どう、声をかけてあげれば
悪者は救われるのだろう
あなたは懸命に生きてきた。
あなたは懸命に生きている。
そして、
人間の価値は光と影でできている。
ならば、
自分の信じる光の方へ進めばいい。
どんな状況でも、
救いにならない言葉しか持たない人はいる
どんな状況でも、
救いになる言葉をくれる人はいる
そう、つぶやいてあげたい