日常のラッピング

ソーダー水の泡のように

勢いよく

液相から気相へと

立ち昇ってゆく

線香花火のように

灯火の残存が地面に

したり落ちてゆく

それぞれに

意味のある季節を生き

その繰り返しが

歴史を創っている

踊り果たした

ダンサーの疲労感が

日めくりカレンダーを

ちぎる

都会の摩天楼は

深夜0時を刻む、

デジタル時計を

輝かせている

時は移ろい

命はバトンを渡すように

受け継がれ続けている

当たり前に見える日常が

様々な場所で

色彩を変えて存在している