時間旅行

子供達が成人して

自分の考えを持つようになった

ちょっと想像することがある

もう一度、

赤ちゃんに戻ってくれないかな

わずか4、5Kgの赤ちゃん

胸に抱きしめて

寝息を感じながら

自分も眠くなってくる

この子にしてあげられるのは

なんだろう

わずかにミルクを飲ましたり

おむつを変えたり

そういう時期に

仕事が忙しくて

一緒にいてあげることが

できなかった

申し訳なく思うけれど

そういうものだ

そういう仕事だ

諦めておくれ

朝も昼も夜も夜中も

臨床と研究のことで

頭の中はいっぱいだった

家のことまで考える

余裕もなかった

今のうちに

少しは謝っておこう

だけど

そういう仕事だ

諦めておくれ

尊敬してくれとは、言えない

もう一度、

赤ちゃんに戻ってくれないかな

胸に抱きしめて

ぐっすり眠る君たちに

子守唄を歌ってみたいんだ