替え玉
福岡の屋台で
豚骨ラーメンを食べている時
『替え玉100円』と
書いてあった。
加減のわからない僕は
周りの客が
『替え玉100円』を
どう考えているのか
『替え玉100円』って
何のことなのか
考えながら食べていた。
隣の客が
半分くらい食べ終わった頃
「替え玉、硬麺で!」と言ったので
こっそり様子を見ていた。
ちょうど食べ終わる頃
店の大将が
麺をその客の鉢に
サッと追加した。
「そういうことか」
それで大将にいろいろ聞いてみた
替え玉のタイミングと麺の堅さと
客の食べるペースを観察して
麺を追加するのに気をつかうそうだ
なるほど『替え玉100円』
スープが冷めないうちに
高菜や紅ショウガや
おろしニンニクで味を変えながら
替え玉を楽しむ。
京都にはない食文化だったので
はまって楽しんだ。
替え玉って
100円追加するだけで
ラーメンの味わいを豊かにするための
美しい言葉なんだけど・・・