正当な理由が、そこにあるか

仲間同士で

じゃれ合ったり

 

おやが

しつけで 子供を

叱りつけたり

 

お互いの

気持ちのすれ違いで

けんかをしたり

 

そんな場合に

ひとを殴りつけることが

あるかもしれない

 

正当な理由がある場合は

心の正当防衛でも

しつけでも

けんかでも

いいか悪いかは別として、

理解できなくはない

 

心を傷つけられたひとが

心を傷つけたひとに対してなら

いいか悪いかは別として、

合点がいく

 

ところがだ、

正当な理由なしに

ひとを殴りつけることは

間違っている

 

大人も子どもも区別なしに

間違っている

 

子供なら親や周りの大人が

教えてあげないといけない

 

教えられずに育った子供は

かわいそう

 

教えずに育てた

親や周りの大人には

大きな責任がある

 

体裁や世間体を考えて

子供をかばう必要はない

 

振り返ってみて、

親に怒られて

ときには

叩かれたが

何の恨みもない

 

最初は

ごめんなさい

 

遠く時間が経って

ありがとう

 

そう思える

正当な理由が

あったからだ

 

正当な理由がないとき

ひとを殴りつけること

それは

暴力・イジメ・虐待の

範疇に入る

 

冗談は通用しない

 

そこに

本人が気づいていないなら

非常に遺憾である

 

正当な理由なしに

感情的に

あるいは無感情に

あるいは冗談が過ぎて

ひとを殴りつけることは

 

互いに了解済みの

特殊な愛情表現以外なら

許しがたい不道徳

 

正当な理由が

そこにあるのか

 

なければ

踏みとどまるための

感情のコントロールが

大人なら、多くの場合できる

子供なら、出来ないかもしれない

 

なら、

ちゃんと

教えてあげてほしい

 

子供をかばうことは

親として間違っている

正当な理由なしに

ひとを殴りつけるようなことが

あるなら

 

その誤りを冷静に直して、

何が正しい考え方かを

教えてあげること

 

そこに正当な理由は、

あるのか。