独りぼっちの終末
花が枯れて
腐敗臭が漂う
鍵の隠し場所だけ
知っている人がいる
身体は動かず
食事は取れず
生きる気力もなく
酒浸りで
寿命を待つ
大切なものを
すべて失って
金と酒だけが
残っている
そばに人は
誰ひとり
残っていない
かび臭い土壁の匂い
乾いた北風
遠くに救急車の
サイレンが響く
やけ酒にまみれて
人生を終えた人が
いたという
花が枯れて
腐敗臭が漂う
鍵の隠し場所だけ
知っている人がいる
身体は動かず
食事は取れず
生きる気力もなく
酒浸りで
寿命を待つ
大切なものを
すべて失って
金と酒だけが
残っている
そばに人は
誰ひとり
残っていない
かび臭い土壁の匂い
乾いた北風
遠くに救急車の
サイレンが響く
やけ酒にまみれて
人生を終えた人が
いたという