白いドレス

メロウな雰囲気と

清廉なパフューム

白いドレスが

歩いてゆく

言葉を交わすこともなく

振り返ることもなく

気品の高さが

ドレスをなびかせている

街角を折れると

ヒールを脱ぎ捨てて

およそ場違いな

ダウンタウン・アレーを

裸足で通り過ごしていった

引き止めることも

できなかった

あの白い色は

きっと、夢の中の出来事