目覚め
丁度50歳を過ぎた頃から
朝、目覚めた時
一番始めに考えるのは
こうだ。
まだ、生かされている
有り難いことだ
今日も一日、一生懸命
生かされた命を
誰かのために
何かのために
尽くそう。
自分だけに関しての
限定思考だが
人生50年。
そこからはゾンビ。
だけど
生きた他の人間の血を
吸い取って
生き延びようと
思わないようにしよう。
長くても
短くても
人間は寿命を生きる。
いつタイムリミットが来ても
後悔のないように
人間として合点がいくように
生にしがみつかず
ましてやゾンビのように
人の生き血を吸って
生きながらえようとするような
生き様にならないよう、
自分に言い聞かせている。
人間は
素っ裸でこの世に生まれ
貧乏を辛抱で乗り越え
金の真棒が作れたら
感謝に生きる
寿命が来たら
潔くそれを受け入れる。
生き様が人生の価値を決める。
頼るのは自分自身と
僅かに気を許すことの
出来る人だけ。
人の生き血を吸わずに
貧乏、辛抱、感謝を忘れずに
寿命を精一杯生きる。
それがゾンビになった
今のわたくし。