耳掃除の途中

自分の耳掃除をしている最中

話しかけられても

話せない

答えられない

そんなことに気がついて

一人ほくそ笑んだ

耳掃除をしながら

頭の中で考えていたのは

一瞬の言霊の悪戯

それが詩なんじゃないか

そんな当たり前のことだった

心の中はわからない

他人の心の中身を

慮ることはできても

本当のことはわからない

伝えない限りわからない