詩の投稿

ここ数ヶ月

雑誌への詩の投稿を

やめてしまった

 

ひとつは

気に入っていた

「詩とファンタジー」という

とても美しい雑誌が公募しなくなったこと

 

ひとつには

5年ほど購読してきた雑誌に

読む気になれないような詩が

投稿欄を占める割合が

明らかに高くなってきていること

 

いいなって想う詩が

投稿欄に載ってない・・・

 

そんな詩を評価する人達に

自分の詩を送る魅力を

感じなくなってしまった

 

以前からずっとそうだが

入選したときの

評者のコメントが

すばらしいと思うこともあるし

この人、全然読めていないと

思って、笑ってしまうこともある

それは仕方がない

他の人の入選作に対するコメントも

同じ印象がするから

 

詩の表現に

権威は必要なく

もっともっと

自由な世界だと

僕は考えている

 

数年前にも同じような現象があったが

またしても、

「私の詩選の判断基準」?だって…

Nanisama de irassyaimasu ?

編集部の方針なのだろうか?

だとすれば

それに合う人達が仲間意識でやればいい

僕はごめんだ

選者が、詩の進むべき道を歪めている

可能性だって大いにある

Kimyou na katachi ni neji-mage naide hoshii

いいものはいい、それだけでしょ。

なのに、

「勘違い」とか「思い上がり」

って言葉が浮かんでくる

 

サイエンスなら、

新規かつ再現性のある研究結果がすべてだ

客観的だ

 

詩の世界は、

そうではない

その人にしか書けない

独自の世界観を

詩史に照らし合わせて

質の高い表現であるかどうか

判断できる主観があるか、否か

 

そこまで考えて詩評ができる人は

数人しか思い浮かばない

しかし、こういう方々は

雑誌の投稿欄のジャッジにまわる

可能性はほとんどないといってよい

 

詩の表現は

自由にあふれている

だから魅力がある

ずっと書き続けていこうと思う

 

しばらくは、雑誌に投稿するのは

やめにしよう。

ひとつは

僕自身も思い上がらないようにするために

ひとつには

自分の世界観を壊されないために

 

魅力的な詩が載っている雑誌を

探してみようと思う

 

なければ、

山積みになっている

詩論や詩集を

もう一度

読み返すことにしよう。