青い鳥

青い鳥がそばにいれば

しあわせに暮らせるだろう

青い鳥がどこかへ

飛び立つてしまうと

その行き先を想いながら

ひとりで暮らす日常が

続くのだろう

砂浜に座り込んで

海の遠くを眺めているのだろう

青い鳥がいてもいなくても

人は孤独と対峙しながら

あてどなく旅を続けるだろう

何処まで行っても

逃げられないものがある

離れずに存在するものがある

それが自分というもの

孤独とは寂しいものではなく

正々堂々と自分と向き合うこと