鳳凰が気持ちよさそうに

紅葉を楽しんでいる

今年は温暖差が

はっきりしなくて

つまらないと

紅葉は呟いている

だけど焼失した過去など

何処にも感じさせない

美しい金色が自慢げに

景色を引き立てている

今は外から眺めるだけの

建立建築ではあるけれど

いにしえの圧倒的な北山文化に

心は躍動し、何故か慰められる

不可思議な情景と心象が

溶け合って

写真に収めておきたくなる

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